家賃6ヶ月滞納した借主と和解した方法

今回は、借主が滞納していて、知恵を貸して欲しいと来店されたオーナー様の話です。

お話を聞いていくと、トータルで6か月分の家賃の支払いが滞っているとの事でした。

昔からの知り合いらしく、無下に扱いたくないとの事でしたので、『強制退去』ではなく『和解』出来るようにアドバイスしました。

 

しばしば支払いの遅れる借主

オーナー様のお話ですと、入居してから1年間は毎月家賃を支払っていてくれていたようです。

それが、ある時から徐々に家賃の支払いが遅れるようになったそうです。

その借主は、オーナー様の友人のお子様ということで、昔から顔なじみだったそうです。

支払いが遅れたからといって、強く咎めたりせずに、『払える時に払ってくれれば良い』と言ってしまった為にこのような事になったんだと頭を悩ませておりました。

 

お金が出来た時に支払う

この借主の方は、『2ヶ月滞納し1ヶ月分支払う』『3ヶ月滞納し2ヶ月分支払う』のように不規則な家賃の支払いになっていたようです。

家賃を払っているように見えて、滞納金額を増やし続けている事になっています。

最高で7か月分の家賃滞納があったようです。

 

払える時で良いは善意にはならない

オーナー様の中には、『家賃は払える時に払ってくれれば良い』と善意で借主に伝える方もいます。

ですが、これは借主をさらに追い詰める事になりますので、絶対にやってはいけません。

支払いを遅らせるのであれば、必ず『支払期限』『支払金額』を決めておくことが必要となります。

金額が少ないうちであれば、まだ立て直す事ができますが、金額が増えるにつれて立て直すことが出来なくなります。

最悪の場合は、借主が『自己破産』して、回収する事が出来なくなります。

 

半年分の滞納家賃を回収した方法

半年分の6ヶ月まで膨れ上がった滞納家賃を回収する事は非常に困難です。

ですが、もともと資力がある程度ある方でしたので、『弁護士名で内容証明郵便』を送ったところ比較的簡単に回収する事が出来ました。

借主は、オーナー様に大分甘えていたようで、支払わなくても大事にならないと思っていたようです。

内容証明を受け取った後は家賃の滞納も一切なくなったようです。

内容証明を貰ったことを親に話したところ、話を聞いた親からこっぴどく怒られたようです。

当然の報いでしょう。

※このオーナー様は友人に滞納している事実を話していなかったようです。

 

第三者に依頼すると上手くいきやすい

今回はたまたまですが、本人よりも第三者に依頼した方が回収しやすいと思います。

特に効果的なのが『弁護士に依頼して内容証明を送ってもらう』事です。

もちろん、弁護士に依頼せずとも、個人で内容証明を送ることが出来ますが、効果はあまり期待できません。

※後々に裁判による訴えをする気があるのであれば『債務名義』の為に行っても良いです。

 

内容証明でわかる事

弁護士名で内容証明を受け取っても、何も変化がない場合は『お金がない』か『完全なる悪意』のどちらかと言えます。

悪意のある借主の方とは和解する事は出来ません。

知り合いであっても諦めて下さい。

 

長くなりましたが、私からオーナー様にしたアドバイスは『弁護士に依頼して内容証明を送ってもらって下さい』だけです。

知り合いであっても、時には強い行動に移さないと対等だと勘違いされてしまいます。

オーナー様は『貸主』入居者は『借主』だという事は賃貸借契約では不変の事実なのです。

投稿者プロフィール

azousan
azousan代表取締役
アゾウ不動産販売㈱代表の阿座上です。東京都府中市で小さな不動産屋を営んでおります。京王線東府中駅周辺に特化して営業に励んでおります。毎日オーナー様向けに様々な情報を提供して行けるようにブログを書いています。ご興味が少しでもお有りでしたら読んで頂けると幸いです。自社の公式ブログ(※別サイト)ではお客様向けのコンテンツを発信しています。