案内に不動産屋が同行しない『スタッフレス案内』とは?

2019年3月17日

案内に不動産屋が同行しない『スタッフレス案内』とは?

ごく一部の不動産屋では、お客様をご案内する時に同行しない、『スタッフレス案内』を導入している会社があります。

スタッフレスはURでは当たり前のように行われています。

この不動産屋が同行しないことによるメリット・デメリットについてレポートしていきます。

 

スタッフレス案内とは?

『スタッフレス案内』とは不動産屋スタッフが同行しない案内です

通常であれば、お部屋の中の説明もありますし、営業が同行するのが当たり前とされていました。

この『スタッフレス案内』が出てきた背景には、人材確保の深刻化が大きな要因となっています

案内するには運転免許が必要になります。

ただ持っているペーパードライバーでは意味が無く、安全に運転出来る技術力も必要になります。

近場の物件であれば、徒歩でもご案内する事が可能ですが、営業を外に出さなければなりませんので、数人で営業している店舗では予約無しだときつかったりします。

 

 

お部屋の案内にタクシーを利用!?

現地待ち合わせで、現地に着いたら連絡をもらい、鍵の場所を教えるパターンの内見は、都心の業者であれば、一昔前であればありました。

防犯面の観点から、今はそういった事をしている業者はないと思われます。

このスタッフレス案内は、提携したタクシー会社に鍵の開錠をお願いし、案内してもらうというものです

鍵は開けますが、お部屋の中に入って説明はしませんので、内覧はお客様だけになります。

 

 

スタッフレス案内のメリット

不動産営業スタッフがいないので、一番のメリットは自由にお部屋の中を見ることが可能です

お客様の話ですと、同行してると、スタッフに気を遣ってしまい、隅々までご覧になることができなかったりするようです。

その点、スタッフレスですと、自分だけですので、気兼ねなく見ることが出来ます。

建物に詳しい友人がいれば、一緒に見てもらえれば、スタッフの代わりに説明してくれるかもしれません。

それに、タクシーを利用して案内しますので、運転手の運転も当然上手いですし、その場所の良い点や美味しいお店等教えてくれるかもしれません。

 

 

同行案内はURでは当たり前

このスタッフが案内に同行しない方式は、『UR』であれば当たり前となっています。

URでは基本的に、内覧はお客様だけでしてもらいます

※もちろん同行案内も可能です。

URでお部屋を借りたことがある方にとっては、さほど珍しい物でもないかもしれません。

 

 

スタッフレス案内のデメリット

大きなデメリットは二つあります

それは『お客様』と『オーナー様』両方にです。

まず、お客様の一番のデメリットとしては、聞きたいことをその場で聞けないことです

これはスタッフが同行していれば、その場ですぐ質問出来ますが、スタッフが同行していないので、メモをとって後で聞くか、その場で電話して聞くかになります。

その場で電話するのが一番ですが、事あるごとに電話するのは面倒に感じると思います。

スタッフとしても、お部屋の現況については、実際に立ち会っていないので、完璧な答えを出すことが難しい場合があります。

 

そして、オーナー様のデメリットとしては、『背中を押すスタッフがいない』ことになります

お客様の中には、自分で決められずに、不動産屋に『どれが良いか』『おすすめか』判断を仰ぐ方が結構います。

半分まではいかないにしても、半数近くは、判断に迷ってこちらに要求してきます。

不動産屋としては、どれもおすすめな物件です。

この押しの一手が案内中に出来ないので、オーナー様にとっては、良い事はありません。

営業スタッフはお客様に紹介する物件を3つに絞るのが定石です

あまり多く紹介しても、『お客様が迷ってしまうので3件がベスト』という考えです。

この3物件はそれぞれ『決め物』『見せ物』『あて物』と言われています。

お客様に選んで欲しい物件を『決め物』。

『決め物』に対して、家賃を落とした物件を『あて物』。

明らかにダメそうな物件を『見せ物』とします。

※『あて物』『見せ物』は逆の場合もあります。

物件に自信があれば、お客様に選ばれる確率は必然的に高くなりますが、もし、そうでない場合は、押してくれるスタッフがいないので、内覧にいたっても残念な結果に繋がりかねません

営業スタッフは、ご案内中にお客様の細かな変化に気づく事が出来るので、一番いい時に押しの一手を使えます。

これが同行していないと出来ません

 

今回は不動産屋スタッフが同行しない、『スタッフレス案内』について書かせて頂きました。

オーナー様にとってはデメリットになりますので、管理している不動産会社がもし導入しているのであれば、

一番に紹介するように念押しておいたほうが良いと思います。

このタクシーを使った案内は、スタッフだけではまかなえないくらい管理物件が多くある大手の不動産屋でしか導入していないと思います。

今はあまり導入していないですが、これから先、人手不足がひどくなる可能性もあります。

オーナー様は注意して下さい。

 

 

この記事を書いた人⇒アゾウ不動産販売株式会社(azakami)

 

 

投稿者プロフィール

azousan
azousan代表取締役
アゾウ不動産販売㈱代表の阿座上です。東京都府中市で小さな不動産屋を営んでおります。京王線東府中駅周辺に特化して営業に励んでおります。毎日オーナー様向けに様々な情報を提供して行けるようにブログを書いています。ご興味が少しでもお有りでしたら読んで頂けると幸いです。自社の公式ブログ(※別サイト)ではお客様向けのコンテンツを発信しています。