空いた部屋が数か月決まらない時に、「家賃を下げる」「新しく設備を追加する」「フリーレントにする」などの追加対策をとることが多いと思います。

それで、やっと入居が決まったとしても、この時点で数か月の時間をロスしていることになります。

部屋が空いたと同時に「早く埋めるために”やるべきこと”」が決まっていたら、この時間ロスは防げたかもしれません。

まだ入居中の段階なら時間にも余裕もあるので、冷静に、「良いアイディア」を選択することができるでしょう。

では、そのアイディアは「どこから得れば良いか?」というと、そのヒントは「そこで暮らしている人」から聞くことが出来ます。

電気工事のイメージ

物件の事を一番よく知っているのは誰なのか

数年に渡り暮らしている入居者さんに、「有ったら便利と思う設備は?」「不便を感じているところは?」のような質問をすると、

返ってくる答えに「この部屋に何を足せば良いか」を決める為のヒントが多く含まれています。

この賃貸物件の事を一番に知っているのは、設計士や建築会社やオーナー様や管理会社ではなく、ここで暮らしている入居者さんだからです。

いま暮らしている人の要望は、これからこの物件で暮らすことを検討する人の要望と同じですので、「彼ら」の意見に耳を傾けることに意味があります。

入居者さんから得た会話にヒントがある

ある物件でのことです。築20年を超える2DKで、エアコンが付いているのは一部屋だけ、温水洗浄便座は付いていない物件がありました。

5年暮らした入居者さんが退去するときに、たまたま雑談の中で、

「コンセントが少なくて不便だった」「洋間にエアコンを付けたかったのにダクトと専用コンセントがなくて諦めた」「ウォッシュレット(温水洗浄便座)を

付けたかったがトイレにコンセントがなかった」という話が出ました。

決してクレームということではなく、「あったら良かったのに」という程度の会話です。

気になったので、他の入居者さんにも聞いてみると同様の意見を聞くことが出来ました。

コンセントの新設は電気工事なので、通常の原状回復工事とは異なる職人さんが入る必要があります。

前もって見積もりをとれば時間ロスが減る

そこで、あらかじめ業者から見積もりを取っておいて、次の退去の際は原状回復と一緒にコンセント増設工事をすることを決めることができました。

工事費用も大した額ではありませんし、これで時間のロスなく、効果ある募集活動に入ることができます。

インターネットにも増設したコンセントの写真を載せてアピールすることで、いま「コンセントが少なくて不便」と感じている人には、

「コンセントが豊富」というキャッチが目に留まることでしょう。こんな小さな事でも、

インターネットに公開されている多くのライバル物件の中で、目立たせることができます。

高額な工事が不要なアイディア

この入居者さんが感じている「ちょっとした要望」は、高額の工事費用をかける必要はありません。

たとえば、「下駄箱が小さくて靴が収まりきらない」「玄関にコートが掛けられたら便利」「室内に洗濯物を干したい」

「キッチン周りに食材や調理器具を収納できるスペースがあると便利」など、どれも原状回復工事と一緒に行えばコストも下がり、工事期間も短くなります。

前もって見積もりをとっておけば、退去と同時に工事出来ますし、物件のアピールポイントも増えます。

インターネットによる募集では、このアピールポイントが重要ですから、もし思いつかないなら、このような工事によってアピールポイントを創り出す必要があります。

それは空室になった時ではなく、「入居中」に準備しておくことで、空室時間のロスを防ぐことができます。

この記事を書いた人⇒アゾウ不動産販売株式会社

 

投稿者プロフィール

azousan
azousan代表取締役
アゾウ不動産販売㈱代表の阿座上です。東京都府中市で小さな不動産屋を営んでおります。京王線東府中駅周辺に特化して営業に励んでおります。毎日オーナー様向けに様々な情報を提供して行けるようにブログを書いています。ご興味が少しでもお有りでしたら読んで頂けると幸いです。自社の公式ブログではお客様向けのコンテンツを発信しています。