これから確実に増え続ける高齢者の入居について、オーナー様から相談を受けましたのでレポートします。

この先大規模のマーケットになりますので、今から対策を考えてみてはいかがでしょうか。

高齢者だからといって、デメリットばかりというわけではありません。

Q.築年数が古くなり空室期間が長くなってきました。

これから「高齢者」というマーケットを無視できないと思いますが心配なことも多くあります。

高齢者に部屋を貸す」ということについて教えてください。

 

A.日本は単身世帯が増え続けています。

結婚しないで独身を貫く人も多くなっていますから「孤独死」のリスクは高齢者に限らないと思います。

とはいえ、ご質問テーマが「高齢者にお部屋を貸すこと」ですので、まずは日本の現状を見てみましょう。

アンケートによると、大家さんの約60%が「高齢者の入居に拒否感がある」と答えていて、近年は増加傾向にあるそうです。

拒否する理由は、死亡リスク、滞納リスク、認知症にかかるリスクが挙げられます。

実際に「高齢者様はお断り」と表明している大家さんや不動産会社は少ないでしょうが、

入居審査のところで理由をつけてお断りされることが多いのだと思います。

日本は65歳以上の人口が3100万人を超えて、すでに4人に1人以上が高齢者で、近い将来は4人に1人が75歳以上になります。

ご質問の大家さんが仰るように、これだけ人数が多い市場を、高齢者だからという理由で敬遠するのは大きな機会損失です

 

高齢者に貸すメリットもあります

①長く入居してくれる
②生活のマナーが良い
③クレームが少なく感謝される

高齢者は一度入ると長く入居してくれますから、高齢者を入れることで、空室に対してリスクヘッジができます。

「健康状態や身内の有無、緊急時のい対応をしっかり把握しておけば問題ないんです」と仰る専門家もいるのです。

でもリスクがあるのは事実ですので、前に掲げた項目について検証してみましょう。

 

室内で死亡されるリスク

これは、純粋に人が亡くなることへの畏怖がありますし、発見されるまでに時間がかかることの恐れがあります。

特に事件性がなくても発見まで長引けば特別な清掃が必要になりますし、次の募集に大きな支障が出ます。

人が亡くなるのは避けられないですから、問題は、具合が悪くなった時や緊急時に、周りが速やかに気づくことができる仕組みです。

センサーで住人の異常をインターネット回線で伝える、ドアの開閉、照明、テレビのリモコンなどにも反応するセンサーが開発途上にあるそうです。

しかしテクノロジーよりも、定期的に会う機会があって、結果的に見守りに繋がるようなコミュニケーションの構築が望まれます

大家さんか管理会社が頻繁に現場に足を運ぶことと、入居者同士が日常で確認しあうような仕組みです。

一方で解決策にはなりませんが、孤独死に対応した保険を利用するこは可能です。

一つの例として、発見された場合に原状回復費用に最大100万円、空室や家賃低下に対して200万円を事故後1年間補償するするという内容の保険があります。

全戸の加入が必須となっていますが、保険料は1戸当たり3,000円程度と費用負担は抑えらています。

 

家賃滞納と認知症になるリスク

年金支給の将来に不安もありますので、貯えが無くなり収入が減って、家賃滞納に繋がる可能性はありますが、

これは高齢者にも対応している保証会社を利用することと、緊急時に対処してくれる身内等の確保をしっかりとしておく必要があります。

認知症や病気になった時に対する備えとしても必須の条件になりますね。

以上のように「100%安心できる解決法」はありません。「サービス付き高齢者向け住宅」への登録という積極的な選択肢もあります。

間違いなく言えるのは「空室と単身高齢者は増えていく」という事実です。

純粋な経営としても、この増え続けるマーケットを無視することは出来ないのではないでしょうか。

 

この記事を書いた人⇒アゾウ不動産販売株式会社

投稿者プロフィール

azousan
azousan代表取締役
アゾウ不動産販売㈱代表の阿座上です。東京都府中市で小さな不動産屋を営んでおります。京王線東府中駅周辺に特化して営業に励んでおります。毎日オーナー様向けに様々な情報を提供して行けるようにブログを書いています。ご興味が少しでもお有りでしたら読んで頂けると幸いです。自社の公式ブログではお客様向けのコンテンツを発信しています。