今回は賃貸管理の仕事に密接に関わっている「警察との連携」について書かせて頂きます。

警察との連携は不動産管理の実務の中では頻繁に起こることであり、お巡りさんと日頃から仲良くしていることが管理会社にとっては大切な業務の一つとなります。

不動産管理においての警察との連携

警察からの捜査協力要請

稀なことではありますが、「お宅が管理しているアパートの○○さんの件で捜査に協力して欲しい」という要請が賃貸管理会社には入ります。

一昔前は消費者金融や怪しい人が、借主の個人情報を探る目的で警察を装って電話してくることがありましたので、この手の個人情報開示には慎重に対応しています。

「警察です」と名乗られた場合でも、本物かどうか分かりませんので、「捜査関係事項照会書」という書面を出してもらっています。

これは刑事訴訟法に基づいた書面ですので、これが開示されなければ協力しないことにしています。

捜査内容については話してくれません

事件の内容に興味がありますので、「入居者さん何やっちゃったんですか?」なんて逆質問をしたりするのですが、

警察側もガードが固く、「個人情報なのでお答えできない」と返されるのが通常です。

一度、来店した刑事さんに興味本位でいろいろ質問したことがあるのですが、「容疑がかかっているだけで犯罪者扱いする事が一番危険なんです」との事で、

調べていること自体を絶対に口外されないように配慮してほしいと強調されていました。

でも、担当刑事さんの名刺に「窃盗犯係」とか書いてあると、何となく想像がつくものです。

もっとも、この話があると数か月以内に、該当の入居者さんの退去が発生することになりますので、解約通知連絡の予告のような側面もあります。

協力をお願いするケースも

警察から捜査協力が入るという事は、かなりの容疑が掛けられている状態ですので、件数自体はそんなに多い話ではありませんが、

逆に僕たち賃貸管理会社から警察に協力を依頼するケースは結構多くあります。管理会社が警察に対応を依頼する例を列挙してみましょう。

1.入居者の安否確認の入室同行

入居者と連絡が取れなくなったと親や勤務先からの依頼により、室内で倒れていないか確認する場合に、

管理会社スタッフだけで入室しないで警察官に同行してもらいます。第1発見者になって大変な思いをしたした経験から、これは必ずお願いしています。

2.不良入居者対応のヘルプ

深夜の騒音トラブルや、共用部分への落書きやイタヅラ等、刑事事件になるような案件に関しては

管理会社から依頼したり入居者さんから通報が入って対応していただいてます。

3.放置自転車の盗難届の確認

自転車置き場が乱雑になってくると物件の見た目が悪くなり、入居者さんも不満を感じるので空室対策として大きなマイナスとなります。

特に放置されてしまった自転車を撤去する際の第一歩は、盗難届が出ているか否かの調査ですので、入居者以外の自転車は必ず警察に確認します。

4.無断駐車の所有者への連絡

敷地内の駐車場に無断駐車された車両の持ち主がわからない時は警察に相談します。

基本的に私有地内は民事という事で対応してくれませんが、お巡りさんと仲良くなっていると、車の所有者に電話で警告してくれる事があります。

(原則は私有地は対応していないので、本格的な放置車両は陸運局で調査する必要があります。)

このように書き出してみると、管理会社は警察には色々とお世話になっていることが良く分かります。

今回は普段行っている警察との連携について書かせて頂きました。

頼られることも、頼ることもある、持ちつ持たれつな関係ですので、普段から協力的な姿勢で仲良くしておくことがトラブルの早期解決に繋がり、

オーナー様の賃貸経営の安定に寄与することになるのです。

投稿者プロフィール

azousan
azousan代表取締役
アゾウ不動産販売㈱代表の阿座上です。東京都府中市で小さな不動産屋を営んでおります。京王線東府中駅周辺に特化して営業に励んでおります。毎日オーナー様向けに様々な情報を提供して行けるようにブログを書いています。ご興味が少しでもお有りでしたら読んで頂けると幸いです。自社の公式ブログではお客様向けのコンテンツを発信しています。